2011年10月26日水曜日

兎に角ブラウザを速くする。

■Firefox CPU特化ビルド
普通のFirefoxじゃ使われないCPUの機能を根こそぎ使って速くした奴。 毎日最新盤をビルドしてる。
http://fbuild.com/ 

また動かないadd-onは下記のadd-onを使って無理矢理動かす。
まぁ大概は問題なく動く。

FirefoxのGPU支援有効化
 URLの所に「about:config」と打ち込んで下記の値を設定する。もし値がない場合は作成する。数字はinteger、他はBoolean。

mozilla.widget.render-mode → 6fx.direct2d.disabled → false
fx.direct2d.force-enabled → true
gfx.font_rendering.directwrite.enabled → true
gfx.direct2d.force-enabled → true
gfx.font_rendering.directwrite.enabled → true
layers.acceleration.force-enabled → true

■FirefoxのCache領域をRamDiskにおく
これも about:config から設定する。RamDiskがRドライブならば
 browser.cache.disk.parent_directory → r:\firefox\




Chromium最新盤
Chromiumの最新ソースのビルド。ほぼ毎時ビルドが走ってる。結構バグり安い。
http://build.chromium.org/f/chromium/snapshots/Win_Webkit_Latest/?C=M;O=D

ChromiumのGPU支援有効化
URL表示される所に「about:flags」と入力して、隠し設定画面へ移動。そこにある下記の設定項目を有効化する
すべてのページで GPU 合成を行う


■ChromiumのCache領域をRamDiskにおく
Windowsのジャンクション機能を使う。コマンドプロンプトで下記コマンドを実行
mklink /D "C:\Users\${USER}\AppData\Local\Chromium\User Data\Default\Cache" R:\

Fluent入れる迄のメモ

Installing RVM
Installing td command on Debian and Ubuntu
Installing td-agent for Debian and Ubuntu

2011年10月24日月曜日

内田研究室の記事を見て

取り敢えず電車の中で思った事をまとめてみる。以下の奴読んでおくこと。

格差と若者の非活動性について
いち若者の立場から、若者が何も主張しない理由を主張してみる
若者は何も言わず、ただ去るのみ
Facebookの普及に見る米国の社会階層性と、『米国=実名文化論』の間違い
「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱
※これに加えて、GREEやらモバゲーで課金するのは「自分が所属するチームや仲間内で褒められたい、貢献したい」とする動機からってblogも参考に。

で上記のを読んで思った事をつらつらと。

機能不全社会に育った子供は、親が変わってくれることを期待するのを諦めて、親に働きかけるのをやめて、親に向けるエネルギーと時間を、自分自身を何とかしていくために使ったほうが良いと悟るようになる。それと同じことが起きているだけだ。
これを読んで思い出したのが、上記のモバゲーとかの話。課金する事で自分のチームメイトからは簡単に賞賛の声がもらえる。だから貢献したくなる。結果として簡単に課金する。ある意味、仲間に認められないと生きていけないから。

例えるなら、長年抑圧され続けて、夫と話し合うことすら面倒臭くなった妻が、夫を表面上黙ってやり過ごしつつ、密かに仕事と住む場所と弁護士を用意して、準備が整った時点で、ある日突然夫の前から姿を消すようなもの。一番省エネかつ効率的かつ自立的な離婚方法だ。
んでもってこの一文で思い出されたのが、核家族化であるし自分自身が考えた「大学生になれば親元離れられるからそれまで我慢」という判断。
核家族化が進むのもコレが原因だと思う。経済的な事を考えれば多分同居した方が効率いいはず。 でもそれ以上にもう戻りたくない。ホントに気持ち的は離婚した相手に会いに行く位の億劫さがある。

で、やっと親元を離れて自由になった! だから子供なんて作って自分の時間を無駄にしたくないし、そんな金あるなら自分のやりたかった事をやる、モノを買う。結果少子化にも繫がると思う。
で万が一子供が出来てしまった場合「やっと自分のやりたいことが出来る筈なのに」子供の世話に時間を取られたり、子供が言うことを聞かないからどうしても排除したくなる。そうなれば子供放置とか色々なモノに繫がると思う。


さてこの話はワンピースに繫がると思う。
ワンピースのキャラって殆どが本来居るべき場所なのに元々虐められているか、居場所が無かったり、はじかれちゃった人。或いは居るべき場所にいられなくなった人。個人的にサンジ編までしか覚えてないんだけど、サンジなんかは正にそうだと思う。

昔は白馬の王子様を待つ乙女、って言うのがあったけど、今の若い人達はルフィみたいな人を求めてるんではないだろうか。いつか俺にも活躍できる場を与えてくれる人が現れる、認めてくれる人が現れる。 そういう期待。だからワンピースに出てくるキャラに自分を重ねてる様な気がする。

一流大学を出て、一流企業に勤めて、35年ローンで家を建てて、年金もらうようになったら「蕎麦打ち」をするような人生を「報償」として示されてもあまり労働の動機付けが高まらない。
んで次にここ。 同じ論法がTVにも言える気がする。
多分今の「最近の若者は~」って言ってる世代の人はTVにあこがれた世代で、今代に或るTVは正に夢のTVなんじゃないだろうか。巨大で、色が綺麗で、立体的に見える。
TV離れとか言うけど結局は自分が好きだったモノが、自分の信じるモノが否定されるのが怖いだけな気がする。だからこそ、TVを売りたがるし、TVや新聞を信奉したいんじゃないだろうか。 彼らは「せっせと働いて、お金を貯めれば大きなTVを買えるよ!」という自分たちが完遂出来なかった目標、理想を下の世代に転嫁している様な。 




 さて最後にFacebook。
そして当初Facebookを学内に広めるのに大きな役割を果たしたのが、ハーヴァード大学に多数あるさまざまな社交クラブの存在だった。
本人の資質だけでなく家柄や財産などによっても選別されることになる。普通の大学よりも、より将来に向けた――あるいは在学中にはじめるビジネスの――人脈作りという傾向が強い
Facebookは人々に米国的な「社会的上昇の物語」を疑似体験させることを通して、実名登録制への抵抗を意識させずに、順次拡大
つまり、高級社交クラブにいるという証明が、自分の将来にとって有利に働く。恐らくアメリカでも実名がばれる事のリスクはあるだろうけどそれ以上に「社交クラブに実名が載ってないとお話にならない」世界があるのだと思う。
だからこそFacebookは実名でも受け入れられた。 受け入れられたというより、そもそもFacebookが電子化したのは実名でこそ成り立つ社交クラブだったから、と言う方が正確なのかも。

で日本の場合、とあるコミュニティに所属した所で、そこにいる事は即メリットにはなりにくい。場合によってはそこに所属してる事で馬鹿にされたりデメリットになったりする。この辺りは同業他社に転職した人を排斥する文化にも繫がると思う。
そして東電の様に、それまでは所属している事がメリットだったけど、ある日突然それがデメリットになる事がある。所属している事をデメリットにする上層がいる、とも言えるかも。 そうであればやはり実名は忌避されてもしかたないと思う。