2006年9月5日火曜日

Dellの破壊力、AMDの限界、Opteronの魅力。

IBMやhp、SunなどがこぞってAMDの採用を決め中で、一人頑なにIntel一筋を守ってきたDell。
そのDellもとうとうOpteronが引っ張る市場のでかさに惹かれて採用に踏み切った。

と、一応流れとしてはそうなってるけど最近ふと思ったのは
「実は結構前からDellはAMD製CPUを使いたかったのでは?」
という事。当然AMD側はDellに使って貰えれば大量に売れるので嬉しい事この上なし。だがDellはどう考えていたか。

「IBM、Sun、hpに採用された上にその市場も順調に成長中。そこで或る程度の量をまとめて販売出来る自社がAMDのCPUを使ったどうなるか。枯渇、或いは供給不足が懸念されるのではないか。そんな事になったらDellの信用に傷が付く。そんな供給に懸念材料がある物の採用は難しい」

なんて考えていたのでは。
そこでAMDは

「供給に不安がなくなるんなら一定量買ってくれるな?」
というような内容の取引をDellに持ちかけたのではないだろうか。

そしてそればなら良いだろうとDellがOKしたので新しい工場建設を踏み切った。
そうでもなければCore2という危機を目の前にして新工場設立とATi買収というかなり大がかりな博打には出られないと思います。