2009年2月26日木曜日

ati2dvagエラー発生時の対処方と解決法

Radeon利用時によくみるati2dvagエラー。
「ディスプレイドライバの応答の停止」ディスプレイドライバati2dvagが正常に動作しなくなりました。

これが結構難解な問題でGoogle様に問い合わせても旨い解決策が見つからない。

が、偶々Radeon掲示板2の方でこの問題を扱うスレが立ち、巧く解決していそうなのでその際の情報を纏めておく。

■ati2dvagエラー/Radeon掲示板2

■症状
・「ディスプレイドライバ応答の停止」「ati2dvagが正常に動作しなくなりました」とERROR発生
・再起動頻発したり、ブルースクリーンになったり、Driverが読み込まれないセーフモードで起動したりする。
・WindowsのEventLogに「ati2dvag エラーコード:0x000000EA」が残る
・問題が発生したVGA自体に不良はない(購入店持ち込みCheck、別PCで動作確認)
の様な物。

■原因
VGAへ供給される電圧が安定していない為だと考えられる。
完全断定は出来ないが各種挙動から考えるとこの可能性が非常に高い。
注意したいのが電力(W数)ではなく電圧である事。つまり1200w電源の様な電源でも安定した電圧が生成出来ていない粗悪な電源、経年劣化でへたった電源、メーカー製PCに搭載されている最低限機能の電源で発生する。

■対処方
マザーボードの電源管理設定にて、サスペンド時にS3ModeではなくS1Modeを使う様に設定を変更する。
今回の場合、ギガバイトのマザーで「ACPI Suspend Type」と云う設定項目だった。

■解決法
電源を交換する事で解決する可能性が高い。交換用の電源を選定する注意するのは12vラインの電圧。
単独で高いAの電源ではなく、20A位のラインを複数持っている電源が良い。

■最後に
取り敢えずこれが現状分かっている解決策です。
もしこれでも駄目な用だったらRadeon掲示板2に症状やら何やらを投稿してみてください。

なおこのati2dvag問題は根深そうなので、まだまだ情報を募集中です。blogの仕様上、どうしても過去のエントリに見えてしまいますが、コメント等やRadeon掲示板2は毎日確認しています。

2009年2月24日火曜日

IE7でJavaScript製のFloatを使うとハングアップする

原因調査の為に資料となりそうなサイトをまとめておく。

■Internet Explorer 7 正式版 導入結果報告

Q.ググルなどで検索する文字が滲むようになったんですが、どこの設定で直せますか?
 日本語は滲まないのですがアルファベットが明らかに滲んでます
A.ツール→インターネットオプション→詳細設定→マルチメディア、HTML で常に ClearType を使用する


Q.IE7が落ちます
A.詳細なテキストサービスを無効にして、 ポップアップを新しいタブで開くようにしたら全然落
 ちなくなった。という報告もあります。


■ctfmon.exe~テキストサービスは不要プロセス~

2009年2月20日金曜日

Intel会長のお言葉

インテルのバレット会長が語るパラノイア、Coreブーム、ギガヘルツの終焉

● その指針の哲学は、どうせ壁に貼ったバナーの飾り文句だ、とか思わないんですか?
これはロードマップなんだ! 我々が持っている、ロードマップ。ちょっと分析したら君もわかると思うが、年とればとるほど人は普通コンサバになって、ムーアの法則なんて本当は起こらないんじゃないか、と心配し始めるものなのだ。だがね、そこに頭の切れる若い才能を持ってきて、こう言ってやるのさ。「おい、そこの頭の切れる若いの。俺たちはこのご老体だが、ムーアの法則をこの40年ずっと守り通してきたんだ。台無しにするなよ」。するとなんせ頭がいいから、なんとかなるんだよ。

カッコヨスぐる

2009年2月10日火曜日

AM3は本当に短命なのか('A`)?

■AMDが新マイクロアーキテクチャCPU「Orochi」と「Ontario」を2011年に計画
■AMDのCPU&チップセットロードマップ更新。AM3は短命に終わる?

AM3短命説が流れているが、個人的にこの説には疑問を抱いている。いやAM3長命説を唱えるつもりはないけどね。

取り敢えず短命説の発端である4gameの記事以後、AMDがロードマップを変更しているのでこれを鵜呑みにするのは愚行であるのは言うまでもない。

現実としてDenebの遅れ、AM3プラットフォーム自体の遅れも相まって確かに開始時期は遅くなった。

んじゃ終わりはいつ頃か。終了時期は早くなるのか。
終わりの定義は各視点でまちまちだろうけど、事実上終わりの定義としては
「AM3を性能的にも価格的にも代替するSocketが潤沢に出る時期」
という事だろう。

最新のAMDの予定だとこうなっている。

2009年・・・ShanghaiとIstanbulの違いはコア数なだけなので対応するプラットフォームも一緒。
2010年・・・新ソケット「Socket G34」、DDR3に、HyperTransport4リンクのSaoPaulo/MagnyCours
2011年・・・完全新規アーキテクチャOROCHI/Fusion

問題はSaoPaulo/MagnyCoursがデスクトップにくるか否か。
AM3は既にDDR3に対応しているし、デスクトップであればHyperTransportは1本で充分。
そうなるとSocketG34はサーバ環境でしかそのメリットを見いだせず、サーバ専用のSocketになってデスクトップに降りてはこないのではないだろうか。

ちなみに後藤氏の記事の方で出てくるAMDの資料では2009-2010年のデスクはDenebで埋まり、2011年からOROCHIに変わっている。

OROCHIが2011年のいつ出てくるか具体的に分からないが、少なからず2011年はAM3/OROCHIの移行期間となると思われる。
加えてAMDファンとして余り良い事ではないが、もしもOROCHIがアレな場合だったら2012年も移行期間と化してしまう可能性もある。

そう考えるとAM3は2009、2010、2011年と3年は使えるプラットフォームである。
現在のAM2+は2007、2008、2009年とこちらも3年持っているプラットフォーム。

そんな感じで昨年末に行われたAMDのロードマップリニューアルを考えるとAM3は別段短命なプラットフォームにはならないと思うんだが。
どうなんだろう。

まぁどっちにしろAM3の買い時はAMD880/890が出てからだとう思うが。