■AMDが新マイクロアーキテクチャCPU「Orochi」と「Ontario」を2011年に計画
■AMDのCPU&チップセットロードマップ更新。AM3は短命に終わる?
AM3短命説が流れているが、個人的にこの説には疑問を抱いている。いやAM3長命説を唱えるつもりはないけどね。
取り敢えず短命説の発端である4gameの記事以後、AMDがロードマップを変更しているのでこれを鵜呑みにするのは愚行であるのは言うまでもない。
現実としてDenebの遅れ、AM3プラットフォーム自体の遅れも相まって確かに開始時期は遅くなった。
んじゃ終わりはいつ頃か。終了時期は早くなるのか。
終わりの定義は各視点でまちまちだろうけど、事実上終わりの定義としては
「AM3を性能的にも価格的にも代替するSocketが潤沢に出る時期」
という事だろう。
最新のAMDの予定だとこうなっている。
2009年・・・ShanghaiとIstanbulの違いはコア数なだけなので対応するプラットフォームも一緒。
2010年・・・新ソケット「Socket G34」、DDR3に、HyperTransport4リンクのSaoPaulo/MagnyCours
2011年・・・完全新規アーキテクチャOROCHI/Fusion
問題はSaoPaulo/MagnyCoursがデスクトップにくるか否か。
AM3は既にDDR3に対応しているし、デスクトップであればHyperTransportは1本で充分。
そうなるとSocketG34はサーバ環境でしかそのメリットを見いだせず、サーバ専用のSocketになってデスクトップに降りてはこないのではないだろうか。
ちなみに後藤氏の記事の方で出てくるAMDの資料では2009-2010年のデスクはDenebで埋まり、2011年からOROCHIに変わっている。
OROCHIが2011年のいつ出てくるか具体的に分からないが、少なからず2011年はAM3/OROCHIの移行期間となると思われる。
加えてAMDファンとして余り良い事ではないが、もしもOROCHIがアレな場合だったら2012年も移行期間と化してしまう可能性もある。
そう考えるとAM3は2009、2010、2011年と3年は使えるプラットフォームである。
現在のAM2+は2007、2008、2009年とこちらも3年持っているプラットフォーム。
そんな感じで昨年末に行われたAMDのロードマップリニューアルを考えるとAM3は別段短命なプラットフォームにはならないと思うんだが。
どうなんだろう。
まぁどっちにしろAM3の買い時はAMD880/890が出てからだとう思うが。
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