IntelのSSDを購入してOSを入れ直したので、必要なソフトのInstall作業をしていた。
B'sRecorderGOLD10をInstallして再起動したら、突然PCがDVDドライブを認識しなくなった。
まぁ作業内容からして明らかにGOLD10がなんかやらかしたくせぇ。
デバイスマネージャーみてみるとDVDドライブに黄色三角マークついてやがる。
どうもドライバが正しく読み込めてないっぽい。
付随しているエラーコードは39番。
という訳でwin7独自の問題じゃない事を祈りつつ、Google先生の出番。
「DVD ドライバ エラー」でググる。
おー出てきた出てきた。
問題はどうやらRegistryに不要なのが残るが原因らしい。
■Windows XP または Windows Vista Beta 2 のインストール後、CD-ROM ドライブまたは DVD-ROM ドライブが表示されない
まぁVista、XP、2000と同じ方法で対応できるっぽい。という事はwin7でも大丈夫だろう。
RegistryEditorを起動してHKEY_LOCAL_MACHINE/System/CurrentControlSet/Control/Class/{4d36e965-e325-11ce-bfc1-08002be10318} が一杯並んでる所でDVDドライブのやつを探す。
でRegistryの中にLowerFiltersとかUpperFiltersとかってのがあったらそれを削除。
でOS再起動で自動認識で復帰。
2009年8月23日日曜日
2009年8月14日金曜日
GAE/JのSlim3を覚えてみる
会社の中の勉強会でSeesaa2が紹介されたので、敢えてSlim3に手を出してみる。
■Google App Engine(Slim3)との接続
■Slim3 for Google App Engine/JavaComments
■Slim3-Home
■Slim3入門
■Google App Engine for Javaを使ってみよう!(5)Datastore Java API
■Google App Engine(Slim3)との接続
■Slim3 for Google App Engine/JavaComments
■Slim3-Home
■Slim3入門
■Google App Engine for Javaを使ってみよう!(5)Datastore Java API
Symbolic LinkってVistaで使えたのね。
初めてLinuxを使い始めた頃、理解しづらかったけど理解するとSUGEEEEEEEEってなったのがシンボリックリンク。
これってVistaでも使えたのね。
■Windows Vistaでシンボリックリンクを張る
詳しいやり方とかはこっちにある。
■Windows Vista/Windows Server 2008でシンボリック・リンクを作成する
XPでもMicrosoft公式のツール「Junction」ってのを使えば出来るっぽい。やり方は■Windows XP でジャンクションを作る
取り敢えずVistaで、ChromiumのCache領域をRamDsikに変更してみた。
まぁ元々Chromiumは速いんだけどGoogle Mapsがアホみたいに速くなった。
因みに投げたコマンドはこんなの
これってVistaでも使えたのね。
■Windows Vistaでシンボリックリンクを張る
詳しいやり方とかはこっちにある。
■Windows Vista/Windows Server 2008でシンボリック・リンクを作成する
XPでもMicrosoft公式のツール「Junction」ってのを使えば出来るっぽい。やり方は■Windows XP でジャンクションを作る
取り敢えずVistaで、ChromiumのCache領域をRamDsikに変更してみた。
まぁ元々Chromiumは速いんだけどGoogle Mapsがアホみたいに速くなった。
因みに投げたコマンドはこんなの
mklink /d "C:\Users\{ユーザ名}\AppData\Local\Chromium\User Data\Default" R:\
2009年8月13日木曜日
Google App Engine開発Memo
まずはEclipseをDL。使うのは3.5、Galileo。
続いてBabel Projectから日本語化用ファイル取得。
SpaceとかTabを綺麗に表示してくれるJStyleをインストール。
HTML、XML編集のEclipse HTML Editor Pluginをインストール。
Eclipseからフォルダを開けるEasyExplorerをインストール。
SVN用のSubClipseをインストール。
Google App Engine用Eclipseプラグインをいれる。
続いてBabel Projectから日本語化用ファイル取得。
SpaceとかTabを綺麗に表示してくれるJStyleをインストール。
HTML、XML編集のEclipse HTML Editor Pluginをインストール。
Eclipseからフォルダを開けるEasyExplorerをインストール。
SVN用のSubClipseをインストール。
Google App Engine用Eclipseプラグインをいれる。
2009年8月10日月曜日
Windows7でDNSエラー
以下の構成で友人のPCをりぬーある。ここにない電源、HDD、ケースは流用。
・AthlonⅡX2 250 (Regor 3Ghz)
・DDR3-1333 2GBx2枚
・RadeonHD4850
・GA-MA785GT-UD3H
友人はXP MCEを持ってたんだけどAHCIを使いたい関係でWin7の32bitRC版をインストール。PCリニューアルの目的でもあるマビノギも問題なく動作。
とそこまで確認して友人に引き渡し。
しかし!
俺の家じゃ問題なくネットに繋がったのに、お持ち帰りした友人の家でブラウザ開くとほぼ確実にDNSエラーがでてReloadすると繋がるという謎現象が発生。
以前ちょっとローカルネットワークの構成に問題があったんでその方面から調べていったけど原因が分からず。
色々と調べた結果、ルータBBR-4HGに疑いの目が。
という事でルータの現在のファームウェアを確認。見事に1.32。
おk。間違いねぇ。
早速ファームウェアを現時点で最新である1.42に更新。
でWin7から接続。おk。治った。モウマンタイ。
・AthlonⅡX2 250 (Regor 3Ghz)
・DDR3-1333 2GBx2枚
・RadeonHD4850
・GA-MA785GT-UD3H
友人はXP MCEを持ってたんだけどAHCIを使いたい関係でWin7の32bitRC版をインストール。PCリニューアルの目的でもあるマビノギも問題なく動作。
とそこまで確認して友人に引き渡し。
しかし!
俺の家じゃ問題なくネットに繋がったのに、お持ち帰りした友人の家でブラウザ開くとほぼ確実にDNSエラーがでてReloadすると繋がるという謎現象が発生。
以前ちょっとローカルネットワークの構成に問題があったんでその方面から調べていったけど原因が分からず。
色々と調べた結果、ルータBBR-4HGに疑いの目が。
●Ver.1.32→Ver.1.33βまんまやんけ('A`)・・・
・WindowsVistaPCから外部のWebページを開くときに1回目の表示が必ず失敗する問題を修正しました
という事でルータの現在のファームウェアを確認。見事に1.32。
おk。間違いねぇ。
早速ファームウェアを現時点で最新である1.42に更新。
でWin7から接続。おk。治った。モウマンタイ。
2009年8月6日木曜日
GoogleのOn2買収が与えるWebへの衝撃
■グーグル、動画圧縮技術のOn2を買収
意外と言えば意外な企業だけど、Googleが今置かれている立場を考えたら充分にあり得る買収だ。
さてOn2といえばカノープスのMTVシリーズが全盛を誇り日本中に動画エンコード馬鹿が大量発生した時代、DivX、WMVに続く第三の柱として名前が挙がりつつ、高画質だけど有料コーデックだった為にユーザ獲得に失敗していた企業('A`)。
その後ニコニコ動画の高画質な動画としてVP6が用いられたりしてたみたいだけどね。
On2の動画技術がどれだけ凄いかというと、VP6、VP7、VP8っていう動画Codec名でググってくれれば結構解るはず。そして更にOn2の技術を利用している物のリストをあげても解るはず。
MPEG-1/2/4、QuickTime、WMV、H264、DivX、FlashVideo、Java-FX等。
Microsoft、Amazon、Disney、SAMSUNG、Skype、Nokia、SONY、YAMAHA、LSI Logic、Adobe、Infineon、Sun Microsystems、AOL等。
で、GoogleがこのOn2をどう使うのか。
1.誰でも思いつくのが、まずYouTubeへの利用。動画サイトがこれだけあふれてきたならば次は高画質化と多数の再生機器への対応が争点となるはず。
2.oogleがOn2のコーデック、或いはOn2の技術を使い新たなオープンな動画コーデックを作成し、それをHTML5の標準動画仕様に組み込む可能性。そしてこれが最初にいった、GoogleがOn2を買収する状況的理由。
■Google、VPコーデックのOn2を買収、HTML5動画論争にも影響か
■Webに欠けている高圧縮動画コーデック グーグルがOn2買収、videoタグの膠着状態に終止符か
俺としてはOn2の高画質なCodecがフリーになってくれるだけで嬉しいな。
3.Googleの新サービスへの布石
最近じゃWebの中に動画がある事は辺り前。という事はそろそろ動画の中の要素がWeb的な動きをする時代がくるんじゃないか?
意外と言えば意外な企業だけど、Googleが今置かれている立場を考えたら充分にあり得る買収だ。
さてOn2といえばカノープスのMTVシリーズが全盛を誇り日本中に動画エンコード馬鹿が大量発生した時代、DivX、WMVに続く第三の柱として名前が挙がりつつ、高画質だけど有料コーデックだった為にユーザ獲得に失敗していた企業('A`)。
その後ニコニコ動画の高画質な動画としてVP6が用いられたりしてたみたいだけどね。
On2の動画技術がどれだけ凄いかというと、VP6、VP7、VP8っていう動画Codec名でググってくれれば結構解るはず。そして更にOn2の技術を利用している物のリストをあげても解るはず。
MPEG-1/2/4、QuickTime、WMV、H264、DivX、FlashVideo、Java-FX等。
Microsoft、Amazon、Disney、SAMSUNG、Skype、Nokia、SONY、YAMAHA、LSI Logic、Adobe、Infineon、Sun Microsystems、AOL等。
で、GoogleがこのOn2をどう使うのか。
1.誰でも思いつくのが、まずYouTubeへの利用。動画サイトがこれだけあふれてきたならば次は高画質化と多数の再生機器への対応が争点となるはず。
2.oogleがOn2のコーデック、或いはOn2の技術を使い新たなオープンな動画コーデックを作成し、それをHTML5の標準動画仕様に組み込む可能性。そしてこれが最初にいった、GoogleがOn2を買収する状況的理由。
■Google、VPコーデックのOn2を買収、HTML5動画論争にも影響か
■Webに欠けている高圧縮動画コーデック グーグルがOn2買収、videoタグの膠着状態に終止符か
Googleが普及を推進するHTML5では、videoタグやaudioタグを通じて動画や音声などのリッチメディアのネイティブ処理が可能になる。その標準コーデックとしてOgg TheoraとOgg Vorbisが検討されてきたが、対応ハードウエアの欠如や品質などの点からAppleとGoogleが難色を示している。一方でMozillaや Operaは特許やライセンスの問題からH.264に反対しており、全てのベンダーの合意を得られるコーデックが見あたらないのが現状だ。このこう着状態はHTML 5のブレーキになりかねない。買収完了後にGoogleがOn2の技術をどのように利用するか明言していないが、このタイミングを考えるとHTML5の動画コーデック議論を解決に導くための一手とする可能性がある。この状況下を考えると上記の様に、GoogleがオープンなCodecを出す可能性は充分ありえると思う。
俺としてはOn2の高画質なCodecがフリーになってくれるだけで嬉しいな。
3.Googleの新サービスへの布石
最近じゃWebの中に動画がある事は辺り前。という事はそろそろ動画の中の要素がWeb的な動きをする時代がくるんじゃないか?
2009年7月27日月曜日
NFSのError
NFS: short packet in readdir reply!というErrorが出ていた。気になったので調べて見ると
■nfs problem: hp-server --- linux 2.4.13 client, ooops
というWebを発見。気になる文章はこれ。
Kernel version: 2.4.13 (up and smp), Trond's seekdir patch, ext3 patch
Hardware: P4 1700 (1 and 2), 2 GB RAM.
Compiled with RedHat 7.1 gcc (2.96-85)
nfs-Server: HP-UX 10.20
Without the nfs patch I had a lot of trouble with Irix servers - now Irix,
NetApp, Aix, Linux... nfs- servers are fine, but connecting to a HP server
leads to statements like this in the syslog:
NFS: short packet in readdir reply!
Even worse: Accessing one particular directory (using ls, find etc) leads
to a segmentation fault in the accessing process. The machine stays up and
running, but some other processes (without relationship to nfs mount) die a
sudden death as well.
There is nothing special about the directory on the nfs server.
There is no problem with Linux 2.2.14-5.0smp. I can check with other 2.4
versions if necessary. The problem is independent of the nfs version.
さて意訳。間違ってたら指摘をお願いします。
Kernel version: 2.4.13 (up and smp), Trond's seekdir patch, ext3 patch
Hardware: P4 1700 (1 and 2), 2 GB RAM.
Compiled with RedHat 7.1 gcc (2.96-85)
nfs-Server: HP-UX 10.20
Patch未適用下のIrixサーバで多数の問題に遭遇した。
Irix、NetApp、Aix、Linux、NFS-Server等は正常に動作しているが、HPのサーバへ接続しようとするとシステムログにこの様な文言が残っている。
NFS: short packet in readdir reply!
酷い時には、とあるDirectoryにAccessするとそのAccessをしたProcessがSegmentation Faultを起こしてしまう。
サーバ自体は問題なく動いているが、NFSマウントとは無関係な他のProcessまでもが同じように突然死んでしまう。
問題を起こしたDirectoryやNFSServerに対して特に変わった事はやっていない。
私は2.2.14-5smp利用下ではこの問題に遭遇しなかった。もし必要であれば他の2.4kernelでも試す事は出来る。
でこの人に対するレスがこれ
That particular Oops should already be fixed in 2.4.14.
そのバグは2.4.14kernelで直ってるぜ!
うーむ・・・。
でそれに問題投げた人がレスしてる。
Thanks, I've tried 2.4.15pre5 (+ seekdir patch) now and could not
reproduce the Ooops with the HP nfs server. But still: The Kernel
complains about: "NFS: short packet in readdir reply!" when I access
any directory provided by a HP-UX 10.20 nfs-server (using nfs2 |
nfs3). I dont' notice any strange behaviour other than that, though.
But a new problem emerged: Copying from a linux (2.4.13 | 2.4.15pre5)
nfs-client onto an AIX nfs-server doesn't work. About 800kb are copied
then the cp command just hangs. Syslog says:
Nov 16 11:51:12 capc20 kernel: nfs: server caes04 not responding, still trying
This problem only occures with nfs3, and not with nfs2.
意訳。
2.4.15pre5 (seekdir修正適用)環境で試してみたら、この問題は起きなかった。
気持ち悪い事にそれでもHP-UXでNFS2/3を使ったNFS-ServerDirectoryにAccessした際の「NFS: short packet in readdir reply!」というエラーログは消えなかった。
なお別のErrorが発生した。
NFS ClientであるLinux(2.4.13 | 2.4.15pre5)からAIXのnfs-serverへ接続すると動かない。例えば800KBのファイルをコピーするとハングアップしてしまい、シスログには下記の様なErrorが残っている。
Nov 16 11:51:12 capc20 kernel: nfs: server caes04 not responding, still trying
このErrorはNFS3を使った時に起き、NFS2を使うと起きない。
何かそう難しくない修正方法を知っているなら教えて欲しい。
という訳でNFSの通信をNFSのver2に制限する方法を探す。
これだ。
■[ロ] NFSのバージョン設定
2009年7月24日金曜日
Csrss.exeのCPU使用率が高い
という訳で調査してみる。ググってみたら意外に有名な問題みたいだ・・・。
まず原因としては二つ。
一つはCsrss.exeを装っているウイルスである可能性。
もう一個はユーザプロファイルが原因である可能性。
前者の場合はウイルス駆除すればいいだけの話。
後者の場合、取り敢えず解決策としてはユーザプロファイルを一度削除して綺麗にしてみれば良いらしい。
・まずマイドキュメント以下にある大切なデータをBackUpする。
・管理者権限でログインする
・ユーザプロファイルの一覧画面を表示する
・問題が発生しているユーザのプロファイルを削除する
・ログオフし、実利用ユーザで再度ログインする
・BackUpしておいた必要なデータを基に戻す。
■100% of CPU usage by Csrss.exe process
まず原因としては二つ。
一つはCsrss.exeを装っているウイルスである可能性。
もう一個はユーザプロファイルが原因である可能性。
前者の場合はウイルス駆除すればいいだけの話。
後者の場合、取り敢えず解決策としてはユーザプロファイルを一度削除して綺麗にしてみれば良いらしい。
・まずマイドキュメント以下にある大切なデータをBackUpする。
・管理者権限でログインする
・ユーザプロファイルの一覧画面を表示する
・問題が発生しているユーザのプロファイルを削除する
・ログオフし、実利用ユーザで再度ログインする
・BackUpしておいた必要なデータを基に戻す。
■100% of CPU usage by Csrss.exe process
2009年7月23日木曜日
日本は、マスメディアが世論誘導…脅威『内からの侵食』が進行している
前駐米大使(プロ野球コミッショナー)・加藤良三
故ハーマン・カーン博士はかつて、民主主義国が直面する脅威は「外からの侵攻」と「内からの浸食」であると述べた。昨年アメリカから帰国して、日本ではその一つ、「内からの浸食」が進行しているなと思った。まず、日本人同士の連帯感、思いやりの心が希薄になった。それと反比例するかのように、「文句」と「他人批判」によって人を「萎縮」させる達人が多い。これにはマス・メディア、就中(なかんずく)テレビの責任が大きいと思う。
或るアメリカ人の表現を借りると、マス・メディアは最早「インフォメーション」の提供を使命とせず、「インフォテインメント」(汎娯楽化)の世界と化している。「ジャンク・フード」さながら、供給する側も、消費する側も、健康に悪いと知りつつお互いにやめられないでいる。ニュースですら、何についても中途半端な「実況放送」が多い。「事実報道」といいながら、画面でしゃべる人間が自分の主観らしきものを混入して「世論」を「誘導」し、それに快感をおぼえている。こういうマス・メディアの状況は驚きではないが、子供染みていると感ずる。
もう一つは、日本における情報管理の杜撰さである。
情報に関する限り、アメリカには中国の方が日本よりもまっとうで常識的に見えるのではないか。総じて日本には、自らの一挙手一投足を他の世界から「見られる」存在になったという認識が希薄である。「大勢順応」に馴れすぎて、国外からの視線を意識する感度が低い。安保・防衛政策の話になると必要以上に関係国の意向に気兼ねする。連帯感の希薄化、情報管理の杜撰さは、日本が戦後64年間戦争から「鎖国」してきたことと関係があると思う。
対照的なのは、アメリカだ。私はオバマ大統領の誕生は、アメリカが第一次大戦から今日まで一貫して主要な戦争に関与して来たことと無関係でないと思っている。戦争は最も苛酷な経験である。アメリカ国民は長きにわたり、その経験を共有せざるを得なかった。戦争体験の共有は間違いなく人種やジェンダーの垣根を低くした。
ひるがえって日本は、第二次大戦後「戦争との絶縁」により、世界でも稀な「成功物語」を創り出した。しかし、今、そのつけが、連帯感の欠如、情報への鈍感さという形で表れている。
同じ日本人同士でさえ思いやりの心が希薄になったのだから、同盟国をはじめ外の世界に対する連帯感、そして彼らと分かち合うべき情報への感受性が低下するのは無理もない。
在米勤務中、日本からの訪問客にアメリカにとって、日本と中国のどっちが重要なのかとたびたび訊かれた。そこは「アメリカの選択」というより、「日本の選択」だと私は思う。日米は同盟国だが米中は違う。であれば、日本はアメリカの同盟国であることを行動で示す。それだけの話である。
アメリカに向かう北朝鮮のミサイルを日本が迎撃出来るかという議論があるが、「同盟」の本質は「相互防衛」なのであり、これを無視した対応が同盟の基礎である信頼に影響を与えないはずがない。最近出席した日米関係に関するセミナーで、「ソフト・パワー」、「スマート・パワー」について、ひとしきり議論された。
米側のパネリストが強調したのは、「ソフト」「ハード」「スマート」のいずれにせよ、共通のエッセンスは「パワー」であり、「パワー」抜きの「ソフト」「スマート」には何ほどの意味もない。畢竟、これらすべては目標達成のための手段の違いにすぎないという点であった。
日本は「ソフト・パワー好き」だが、煎じ詰めるとその背景には、日本の政策実行によって日本人の人命喪失というリスクを冒すことだけは何が何でも避けねばならない。そういう願望・信仰が見え隠れする。人が自らの安全を守るには、平素から他者との連帯感を有し、情報を、さらにはリスクを共有していなければならない。国際社会においてもまったく同じである。今でも日本は、「ゼロ・リスク、ハイリターン」を志向しながら、それでいてアメリカにとって「中国よりも重要な国」、「かけがえのない同盟国日本」であり続けたいと願っている。
そこには深い矛盾があり、両者間の折り合いをどこかでつけねばならないことをほとんど意識していない。実はそれこそが避けて通ることのできない「日本の選択」だと、私は思うのである。(以上、一部略)
故ハーマン・カーン博士はかつて、民主主義国が直面する脅威は「外からの侵攻」と「内からの浸食」であると述べた。昨年アメリカから帰国して、日本ではその一つ、「内からの浸食」が進行しているなと思った。まず、日本人同士の連帯感、思いやりの心が希薄になった。それと反比例するかのように、「文句」と「他人批判」によって人を「萎縮」させる達人が多い。これにはマス・メディア、就中(なかんずく)テレビの責任が大きいと思う。
或るアメリカ人の表現を借りると、マス・メディアは最早「インフォメーション」の提供を使命とせず、「インフォテインメント」(汎娯楽化)の世界と化している。「ジャンク・フード」さながら、供給する側も、消費する側も、健康に悪いと知りつつお互いにやめられないでいる。ニュースですら、何についても中途半端な「実況放送」が多い。「事実報道」といいながら、画面でしゃべる人間が自分の主観らしきものを混入して「世論」を「誘導」し、それに快感をおぼえている。こういうマス・メディアの状況は驚きではないが、子供染みていると感ずる。
もう一つは、日本における情報管理の杜撰さである。
情報に関する限り、アメリカには中国の方が日本よりもまっとうで常識的に見えるのではないか。総じて日本には、自らの一挙手一投足を他の世界から「見られる」存在になったという認識が希薄である。「大勢順応」に馴れすぎて、国外からの視線を意識する感度が低い。安保・防衛政策の話になると必要以上に関係国の意向に気兼ねする。連帯感の希薄化、情報管理の杜撰さは、日本が戦後64年間戦争から「鎖国」してきたことと関係があると思う。
対照的なのは、アメリカだ。私はオバマ大統領の誕生は、アメリカが第一次大戦から今日まで一貫して主要な戦争に関与して来たことと無関係でないと思っている。戦争は最も苛酷な経験である。アメリカ国民は長きにわたり、その経験を共有せざるを得なかった。戦争体験の共有は間違いなく人種やジェンダーの垣根を低くした。
ひるがえって日本は、第二次大戦後「戦争との絶縁」により、世界でも稀な「成功物語」を創り出した。しかし、今、そのつけが、連帯感の欠如、情報への鈍感さという形で表れている。
同じ日本人同士でさえ思いやりの心が希薄になったのだから、同盟国をはじめ外の世界に対する連帯感、そして彼らと分かち合うべき情報への感受性が低下するのは無理もない。
在米勤務中、日本からの訪問客にアメリカにとって、日本と中国のどっちが重要なのかとたびたび訊かれた。そこは「アメリカの選択」というより、「日本の選択」だと私は思う。日米は同盟国だが米中は違う。であれば、日本はアメリカの同盟国であることを行動で示す。それだけの話である。
アメリカに向かう北朝鮮のミサイルを日本が迎撃出来るかという議論があるが、「同盟」の本質は「相互防衛」なのであり、これを無視した対応が同盟の基礎である信頼に影響を与えないはずがない。最近出席した日米関係に関するセミナーで、「ソフト・パワー」、「スマート・パワー」について、ひとしきり議論された。
米側のパネリストが強調したのは、「ソフト」「ハード」「スマート」のいずれにせよ、共通のエッセンスは「パワー」であり、「パワー」抜きの「ソフト」「スマート」には何ほどの意味もない。畢竟、これらすべては目標達成のための手段の違いにすぎないという点であった。
日本は「ソフト・パワー好き」だが、煎じ詰めるとその背景には、日本の政策実行によって日本人の人命喪失というリスクを冒すことだけは何が何でも避けねばならない。そういう願望・信仰が見え隠れする。人が自らの安全を守るには、平素から他者との連帯感を有し、情報を、さらにはリスクを共有していなければならない。国際社会においてもまったく同じである。今でも日本は、「ゼロ・リスク、ハイリターン」を志向しながら、それでいてアメリカにとって「中国よりも重要な国」、「かけがえのない同盟国日本」であり続けたいと願っている。
そこには深い矛盾があり、両者間の折り合いをどこかでつけねばならないことをほとんど意識していない。実はそれこそが避けて通ることのできない「日本の選択」だと、私は思うのである。(以上、一部略)
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